医療リンパドレナージ
Manual Lymph Drainage マニュアルリンパドレナージ
医療リンパドレナージについて
医療リンパドレナージは「リンパマッサージ」とは異なった手技です。
「揉む」のではなく手を用いて「排出」させる手技療法です。
用手的リンパドレナージの起源
Manual Lymph Drainage (MLD) マニュアルリンパドレナージ
リンパドレナージ = 老廃物を排出する技術
1930年代
まだ人体解明がされていない時代、デンマーク人の
生物学者 エミール・ヴォッダー(Vodder)博士が「瘦身法」として発表。リンパ浮腫における医療としての位置づけは、すでに1892年に整形外科医(Winiwarter)が
用手的リンパドレナージの基礎を提案し、像皮病の治療として複合的理学療法を行っておりました。
しかし普及せず、1936年Vodder夫妻の発表後、やっと世界へ教育が普及。
1958年
ドイツ・フィンランドが「医療」へ導入。
Asdonke,Foeldi,Casley-Smith などが現れ、リンパ浮腫における複合的理学療法の一環として位置づけられました。
1958年にリンパ浮腫のコンセンサスとして国際リンパ学会で採用され、数年ごとに更新されています。
1970年代~
がん患者様の増加と共に、リンパドレナージのニーズが高まりました。
現在、日本における医療現場でのリンパドレナージの技術は、欧米諸国に比べると約30年、40年遅れていると言われています。
日本では1980年代 美容業界に導入されました。日本人は揉まれることを好む傾向にある為か日本独自の手技に変化したようです。
∗医療現場での実情∗
医療リンパドレナージ技術者の養成が未だ整っていないようです。
当治療院では、国家資格を有し、規定のカリキュラムを終了、認定試験に合格したセラピストが、施術させて頂いております。